失敗しない!初心者向けインターネット回線選びの基礎知識(UR賃貸団地編)

2021年4月6日

UR賃貸団地でインターネット回線を選ぶ際、どういったことに着目したらいいのでしょうか。プロバイダやプランなど多岐に渡り、どこから申し込むのがお得なのか初心者の方は全くわからないと思いますので、見落としがちな点も含めて解説致します。

初心者向けインターネット回線選び

自分のライフプランに合うインターネット回線を選ぶにはどうしたらいいでしょうか。まずはインターネット回線の種類についてポイントを押さえましょう。

インターネット回線の種類について理解されていない方のために固定回線について説明をします。

インターネット回線は大きく分けて2種類
固定回線無線回線
光回線
CATV
ADSL(終了)
ポケットWiFi
置くだけWiFi

固定回線

光回線

光回線は実は3種類ある

ここでは集合住宅の光回線の仕組みについてご説明します。

光回線と言ってもそれは建物までで、建物内は3種類の方式(光配線方式(FTTH)、LAN方式、VDSL方式)があります。この方式によって速さが違うのです。なので光回線と聞いただけで一番速いネット回線だと考えるのは早合点です。

これを誤解している人が多いのです。光回線にしたのに思っていたほど速くないなんて感じることがあったりするわけです。ちなみに戸建ては光配線方式のみになります。

UR賃貸団地のような集合住宅の場合はこの3つの種別のどれに対応しているかが速度や安定において重要になるわけです。

集合住宅の光回線の種類
光配線
(FTTH)
LANVDSL
通信速度
配 線局舎

光ケーブル

住棟

光ケーブル

部屋
局舎

光ケーブル

住棟

LANケーブル

部屋
局舎

光ケーブル

住棟

電話回線

部屋

これを見ると「じゃあ光配線方式を選べばいいじゃん!」てことになりますが、この光配線方式に対応している団地がまだ少ないのが現状なのです。

圧倒的に多いのがVDSL方式なのです。

ていうことは「UR賃貸団地の光回線は遅いのばっか!」ってなりそうですが、そうでもありません。

集合住宅では回線を共有することになるのですが、同じ棟の住人がライトユーザーばかりでヘビーユーザーがいないと意外と快適に通信できるのです。

つまり「当たりハズレがあるってこと」です。

こればかりは住んでみないとわかりません。

ただ、私の経験ですとネット閲覧やメール、標準画質の動画程度なら特に不満なく利用できるというのが大まかな印象です。

新規・転用・事業者変更について

光回線を契約する際、「新規」「転用」「事業者変更」の3つの形態があります。

まず「光コラボ」について知っておく必要があります。

光コラボとは?インターネット回線のフレッツ光(光回線)とプロバイダー(接続業者)のサービスが合体したものです。

本来インターネットをするためには回線と接続業者の2つが必要で別々に契約する必要がありましたが、それを一つにまとめたものです。契約が1本になるので支払いも管理も楽になりました。

【光コラボの例】

ドコモ光、OCN光、ビッグローブ光、So-net光プラス、ソフトバンク光、エキサイト光など多数

新規・転用・事業者変更とは?
  1. 【新規】
    NTT東日本/NTT西日本が提供する「フレッツ光」や「光コラボ」などの光回線以外のインターネット環境から光コラボに申し込む場合、「新規」という扱いになります。開通工事が必要です。ADSLから光回線にする場合などは新規になります。
  2. 【転用】
    NTT東日本/NTT西日本が提供する「フレッツ光」から光コラボに乗り換えること。原則工事が不要です。
    例:フレッツ光 ドコモ光、フレッツ光 ソフトバンク光
  3. 【事業者変更】
    現在使用中の光コラボから別の光コラボへ乗り換えること。原則工事が不要です。
    例:OCN光 So-net光プラス、ビッグローブ光 ドコモ光

フレッツ光回線を利用せず独自回線を利用する「auひかり」や「NURO光」から光コラボに乗り換える場合は「新規」になります。

CATV(ケーブルテレビ)

住宅内のテレビ端子にケーブルモデムなどの装置を設置することにより、インターネットサービスが利用できます。大手ではJCOM(ジェイコム)が有名です。

CATVは光回線などの超高速インターネットにはかないませんが、未対応ならCATVも選択肢に入るかと思われます。

実際に「本当は光回線を利用したいけど非対応なのでJCOMにした」というケースも散見されます。

ちなみにJCOMにも光回線サービス「JCOM光」がありますが、これは戸建て専用のサービスでUR賃貸団地のような集合住宅では今のところ利用できません。

インターネット回線だけでなく専門チャンネルも視聴できるお得なプランも用意されているのがCATVの強みです。地上波では放送されないスポーツやシネマ、ドキュメンタリー、懐かしのドラマ、アニメなどを思う存分楽しむことができます。

一つの契約でネット回線や電話、電気、ガス、有料テレビなども利用できるので、一つ一つ契約するのが面倒な方にはおすすめです。

ADSL(新規受付終了)

電話局から住宅まで配線されている電話線を利用。局舎から離れるほど遅くなります。

電話局から住棟までの電話線が光ケーブルの場合は、ADSLの利用不可。

なお、ADSLはすでに終焉期に入っており、Yahoo! BB ADSLは2019年2月28日で受付終了、2020年3月より順次終了していき2024年3月末で提供終了とされています。

既存の電話回線を利用するので利用料も比較的安く速度もそこそこ出たので長寿命でしたが、アナログ電話回線の廃止や通信設備の老朽化などによるのが終了理由のようです。

無線回線(モバイル回線)

無線回線は「モバイル回線」とも呼ばれ、ケーブル回線を使用しない回線のことです。工事も立ち合いも必要としないため、電波さえ受信できる環境であれば機器が到着次第すぐにインターネットに接続することができます。

光回線との違いは環境によって接続が不安定になることと、毎月のデータ通信量に上限を設けているサービスが多いことです(無制限プランもあり)。

団地によっては光回線が全く利用できないケースもあり、そういった場合はモバイル回線やケーブルテレビなどを検討する必要があります。

なお、モバイル回線には「ポケットWiFi」と「置くだけWiFi」の2種類があり、一人暮らしなら「ポケットWiFi」、そうでなければ「置くだけWiFi」がおすすめです。

「ポケットWiFi」は持ち歩きができるので、外でもWiFi接続することでスマホの通信料を大幅に節約できます。

一方の「置くだけWiFi」は持ち歩きはできませんが、機器のスペックが高いので受信しやすく、また、同時に接続できる機器が「ポケットWiFi」よりも多いとされています。一人暮らしの方でも在宅率が高い方は「置くだけWiFi」を選んだ方がいいでしょう。

光回線と無線回線の比較

固定回線(光回線)と無線回線の違いを簡単な表にしてみました。これからインターネット回線を契約する際の一つの目安になります。

固定回線無線回線
光回線ポケットWiFi置くだけWiFi
月額料金
速度
速度制限
安定性
最大接続台数
使える場所
(屋内)

(屋内・屋外)

(屋内)
工事
不要な場合有り

不要

不要
容量制限
(無制限)

(無制限有)

(無制限有)

失敗しない光回線プロバイダの選び方

では、インターネット回線の基礎知識を知ったところで、実際に光回線のプロバイダを選ぶ際の注意点などについて解説していきます。

月額料金の安さ

UR賃貸団地のような集合住宅にお住まいの方は基本的に光回線を共有することになりますので、戸建てよりも少し安く利用することができるのが普通です。

コロナウイルスにより、収入がダウンされた方はインターネット回線も見直す必要に迫られている方もいらっしゃるかと思います。多少パフォーマンスを落としても月額料金が安いサービスを求めるのはある意味当然でしょう。

ゲームや高画質動画をたっぷり利用する方以外であれば安い光回線でも十分です。

月額料金の安さと品質で定評があるのが「So-net光プラス」です。2年間ずっと2728円とう破格でにもかかわらず、V6プラス対応WiFiルーター永年無料です。

NTTのフレッツ光回線を利用し、ソニーのグループ会社が運営しているので安心して申し込めます。

ただし、初月だけ安くて2カ月目から大幅にアップするようなところもありますので、誇大広告に惑わされることなく、契約期間中のランニングコストを重視しましょう。

大きなバナーに1000円を割るような月額料金を謳っているところもありますが、それは1ヶ月だけってことがほとんどですから。

特典(キャンペーン)の有無

インターネット回線(光回線など)を選ぶ際、特典の有無も重要です。申し込みは公式サイトと代理店からできることが多いですが代理店から申し込む方がお得です。

なぜなら、代理店で申し込むと公式サイトの特典と代理店の特典の2つが受け取れるからです。

エキサイト光のように公式サイトでしか申し込めない場合は別ですが、そうでなければ代理店から申し込みましょう。

ネット回線はどこで申し込んでも同じだろうと思ったら大間違い!代理店によって特典が大きく異なります。

当サイトでは最もお得な代理店だけをピックアップしてご紹介していますので迷うことなく選択できます。

光回線はv6プラス対応のプロバイダを選ぶこと

まず、インターネットの通信規格には「IPv4」や「IPv6」があります。現在は「IPv6」が次世代規格となっています。

しかし、まだ「IPv4」にしか対応していないサイトもあり、「IPv6」だけしか対応していないプロバイダだと接続できないという不具合が起こります。

そこで、「IPv4」と「IPv6」両方に対応しているのが「IPv4 over IPv6」であり、「v6プラス」と呼ばれることもあります。この 「v6プラス」に対応したプロバイダを選ぶことが重要です。

一般的な接続サービスv6プラス
時間帯により混雑し通信速度が遅くなる混雑するポイントがなく快適な通信が可能

現在はv6プラス対応のプロバイダがほとんどですが、エキサイト光のように未対応のところもあります。

先ほども述べましたがUR賃貸団地のような集合住宅は回線を共有するのが普通になりますので、できるだけ通信が快適になる技術を取り入れているプロバイダを選んでおかないと、一番混雑する夜の時間帯にゲームや動画などが途中で途切れるなんてことになりかねません。

なお、プロバイダが「v6プラス」に対応していても使用するWiFiルーターがv6対応でないと全く意味がありませんのでご注意下さい

「IPv6」のみ対応だと「IPv4」のみ対応のオンラインゲームではプレイできません。

オンラインゲームサイトは「IPv6」に対応していないサイトが多いので特に注意して下さい。

当サイトの「UR賃貸団地光回線検索システム」ではv6プラス対応のプロバイダにはv6プラスと表示されますので簡単に確認することができます。

ネット回線の通信速度は理論値よりも実測値を重視!

インターネット回線の速度は回線の種類によって最大速度が異なります。

速度は上り(アップロード)と下り(ダウンロード)の速度がありますが、 下り(ダウンロード)の速度を見ればOKです。

そして、通信速度は「kbps」「Mbps」「Gbps」で主に表され、bpsの数値が大きいほど速度が速くなります。数値によって単位が変わり、「Gbps」の表記が一番速いです。

換算表
1000bps=1kbps
1000kbps=1Mbps
1000Mbps=1Gbps

ゲームや動画をメインなら固定回線で速度が速いほど快適です。

光回線の公式サイトなどには「理論値」しか表記していないところが多いですが、通信速度は「理論値」よりも「実測値」を重視すべきです。理論値上の速度が出ることはほとんどないからです。

実測値が速い光回線はこちらで特集していますのでご覧下さい。

信頼度が高い大企業であること

「安い」とか「特典がいい」とかだけでネット回線を選ぶのではなく、「通信の安定性」「設備の充実度」「災害時の復旧スピード」などを考慮して信頼度の高い大企業を選ぶことが重要です。

特に災害時の復旧スピードが遅いと場合によっては生死につながる恐れもあります。特に無線回線については弱小企業はやめておいた方が無難です。

ちなみに2020年には「どんなときもWiFi」が新規受付停止になりました。SIMカードにトラブルが発生したり、SIMカード不足に陥り、安定供給が見込めなかったためです。

やはり、インターネット回線においては固定回線であろうと無線回線であろうと基盤がしっかりした大手企業のサービスを選んだ方が契約途中で強制解約とならないので安心して契約できます。

ちなみにNTTは地震などの大規模災害時の復旧速度が早いです。災害に強い通信ネットワーク、設備作りに努めています。

最近は大規模な地震や台風(暴風)などが頻繁に起こるようになりました。長期間インターネットやスマホができないという事も考えると少しでも復旧速度が早い光回線を選びたいものです。

こんな団地ならネットがサクサク動くかも?

高齢者が多い団地

私がいたUR賃貸団地は都内郊外にある駅から遠い物件でした。築50年以上の古い団地で、ファミリーや若者の姿はあまりなく、独居老人が多かったです。

そのような環境だとネット回線は速かったりします。

集合住宅に多いVDSL方式は局舎から建物までは光ファイバーケーブルを使いますが、そこから各部屋まで既存の電話回線を利用します。

光配線式と異な各部屋まで光ファイバーケーブルが配線されていないので、1本の光ファイバーケーブルを団地の住人と共有することになるため、ヘビーユーザーが多いと速度が落ちます。

しかし、ネットをやらない高齢の方が多かったので(しかも早く寝る方が多い)、VDSLでしたが夜でもサクサク動いてました。

空室が多い団地

駅から遠く古い団地は空室が多かったりします。特に周辺にスーパーなどがなく不便なところ。

住人が少なければヘビーユーザーがいる確率も下がるのでネットもサクサク動く可能性高しです。

ただし、古い団地は建て替え予定の場合もあるので、光回線が利用できなかったりVDSL方式しか対応していない事もあります。